デスクトップパソコンに使われる電源(ノートパソコンのACアダプタに相当する部品)からは各部品に電力を供給するための線がいっぱい生えています。
マザーボード用やCPU用のケーブルを使うのは当然かもしれませんが、HDD用のSATA電源やグラフィックボード用の補助電源はパーツ構成によっては必要ありませんし、フロッピードライブ用のケーブルなんて使う人のほうが稀なものまで装備されています。
先日mini‐itx規格でPCを組みましたが、コンパクトなケースでは上記の余分なケーブルが邪魔でPC内部がぐっちゃぐっちゃになってしまいます。
当然といえば当然ですがこの線は切ってしまっても問題ないようです。
今回は先人たちに倣いこの不要なケーブルをカットしてPC内部を整理していきたいと思います。
カットします
今回カットする電源はSilverStoneの300W SFX電源 SST-ST30SF V2です
SilverStone SFX電源 300W 80PLUS BRONZE認証 SST-ST30SF V2【国内正規代理店品】
- 発売日: 2016/08/19
- メディア: Personal Computers
使わない線は丸ごとカット
まずいらないケーブル筆頭のFDD用電源(兼ペリフェラル電源)を…
ニッパーでパッチン!!
分岐ケーブルも必要な分だけ残す
この電源からは一本のSATA電源ケーブルに3個のコネクターがついています。
SATAのHDDも1台しか使わないので分岐先の根元を…
パッチン!!
今使わないものは一生使わないって断捨離の人が言ってた
正直、壊れてもいない機械のケーブルを切るの楽しくなってきました
でももう切れる線が無い…
PCI-E6ピン電源は今使ってないけど後々に使うかもしれないし…
使うかもしれないし…
ああ^~
まあ、きょうび6ピンのPCIE補助電源なんて使いませんからね。
※ケーブルをカットするとき、写真のように12VとGND線を同時にカットするのは危険です。
コンデンサに電気が残っていた場合、ニッパーを介してショートしてしまう可能性があります。
絶縁処理は必須です
熱収縮チューブ
さて切ったケーブルはショート防止のためにしっかりと絶縁処理をしないといけません。
まず手っ取り早いのは熱収縮チューブを使う方法です。
見た目もきれいになるのでオススメです。
僕は熱収縮チューブを縮めるときはライターで炙る派です。
エポキシ樹脂で絶縁処理
端子の分岐元でカットしたSATAは切断面にエポキシ接着剤を充填して絶縁を行います。
エポキシ樹脂はダイソーで売っているので十分です
端子の根元でケーブルをカットした後、エポキシ樹脂を塗りたくります。
端面を丸ごとエポキシ樹脂で絶縁処理すると、複数の線をいっぺんに処理できる上、端子をツライチにできるのでよさみです。
結果
上記のように不要ケーブルのカットを行いましたが、問題なく動作ができています。
絶縁にだけ注意すれば故障する道理もないです。
コンパクトケースを使う場合はPC内部にゆとりができるので皆さんもぜひ試してみてください。